この度マイホームとして
築古の空き家を購入しました。
■なぜ築古なのか。
風情があると言えば聞こえがいいですが
いわゆるボロと呼ばれる物件。
特に築古の空き家を好んで
探していたわけではないのですが
財力とリスクの関係から
新築や築浅が買えずに
築古という選択肢しかなかったためです。
予算がないから理想の物件探しに
すごく苦労をしましたが
600万円の物件を400万円まで
交渉することができました。
■なぜ価格交渉できたのか
600万円が400万円
200万円の値下げですが
どんな物件もこんな感じで
交渉ができるわけではないと思います。
色々と物件を見ていて
思ったことなのですが
値下げできるかどうかは
いくつかのポイントがあると思います。
筆者が思う交渉ができるポイントは
以下の6つ
①長期売れていない物件
②長期値下げしていない物件
③修繕しないと売れる可能性の無い物件
④解体しないと売れる可能性の無い物件
⑤何か問題がある物件
⑥ネットに出ていない物件
①長期売れていない物件
②長期値下げしていない物件
長期売れていない場合は
「そろそろ値段を下げようかな」と
思ってくれるかもしれませんよね。
やっと買いたい人が現れたのなら
少しくらい下げてもいいかなと
思ってくれるかもしてません。
③修繕しないと売れる可能性の無い物件
④解体しないと売れる可能性の無い物件
築古の物件の中には
リフォームや解体をしないと
売れないだろうなーという物件が
結構あります。
修繕や解体には
当然ながら費用が掛かるため
オーナーさんもできればしたくありません。
そのため、リフォームを前提に
お買い得となっている物件が
探すと結構あります。
ただ、リフォームを加えると
結局かなりの価格になってくるので
よくよく物件を吟味する必要があります。
中には想像以上に高い物もありますし
素人には分からないものもありますので
ギャンブル要素は高いと思います。
⑤何か問題がある物件
何も問題が無く
安い物件は市場に出ない
古民家を買う人が
ほぼ例外なく言うことです。
なぜなら何も問題が無ければ
価格が上がるし高くてもみんなが
買いたがるからです。
なので、問題があるから
お買い得な物件を探すほうが
現実的というわけです。
問題の種類にも
許容できるものとそうでないものが
人それぞれであると思います。
例えば、車を使わない人なら
駐車スペースはいらない
逆に車があるなら
近所に坂が多くてもいい
湯船につからない人なら
お風呂は狭くてもいい
などなど、許容・妥協できる問題点を
逆に価格に反映させて
探すと比較的お得な物件に
出会うことができると思います。
⑥ネットに出ていない物件
ネットに乗っている物件は
不動産屋さんも自信があり
売れると踏んでいる物件です。
割といい条件のものが多いですが
こういったものは
サイトへの掲載料金が上乗せされているし
ライバルも多いので
値引きは難しい傾向にあります。
狙い目は不動産屋さんの
自社ホームページに掲載されているものや
ホームページにも載っていない物件を
直接店舗で紹介してもらうことが
いいと思います。
■買いたい病にご注意を
物件が気に入りだすと
多少悪くても目をつぶりだす
「物件買いたい病」に
かかることがあります。
冷静になってみると
この物件は何が良かったんだ
欠点だらけじゃないか。
そう感じてしまうことも
少なくありません。
しっかりと予算、選ぶ基準を
明確にして探すようにしましょう。
非常に高額な買い物になりますし
購入後のランニングコストも
バカになりませんから
慎重すぎるくらい
慎重に探しましょう。
ただしこの物件だと思った物件には
すぐに動けるように
常に準備をしておきましょう。